デジタルマーケティング入門~SEO、PPC、SMMの解説とメリット・デメリット

近年、自サイトやコンテンツにどれだけたくさん人を呼び、かつリピーターとなってもらうこと、
つまり「デジタルマーケティング」が
企業の売り上げに大きく影響するとして重要な課題になっています。

とはいえ、これまでに従来のマーケティング手法を利用していた企業や、
初めにどういった方法を取ろうか悩んでいる新規企業も多いかと思います。

今回は、多様なデジタルマーケティング手法の中でも有名・定番である
SEO(Search Engine Optimisation)」「PPC(Pay Per Click Advertising)」「SMM(Social Media Marketing)」の3つについてご紹介します。

ビジネスの規模、時間・金銭面でのコストなど、企業ごとにベストな選択は異なります。

  • 到達目標
  • ビジネスの規模
  • 時間・金銭面でのコスト
  • プロダクト/サービス
  • 顧客ベース

手法ごとにこの5つのポイントと、メリット・デメリットを解説します。

まずは代表的なデジタルマーケティングがどんなものなのかを理解し、
導入の手掛かりにしてください。

SEOとは

SEO(Search Engine Optimisation)とは、検索エンジンにおける表示順位を向上させるマーケティング手法です。

例えば、Googleの検索結果は、順位の高いウェブページからリンクされている量を分析して表示しています。
Googleで検索結果の上位に表示されるためには、
検索結果で順位の高いページからたくさんリンクされている必要がある、というわけです。

検索結果上位に表示されるウェブページとは、どんなページでしょうか?
皆が見たい情報がある=コンテンツの質が高いページ、ですよね。

つまり、SEO対策をするためには、

  • 質の高いコンテンツを作成、維持
  • SEOの優良ディレクトリからリンクを獲得する必要がある

ことになります。

なお、広告費という観点ではお金はかかりません。

SEOを行うとよいビジネス規模

SEOは、ビジネスの規模に問わず実施する価値があります。

大手企業の場合は多数の人が検索するであろう一般的な検索ワードで上位を狙い、売り上げの向上を図れます。
中小企業の場合はニッチを探ることで上位を狙え、かつ、顧客のニーズを獲得することができます。

コスト

  • 金額的なコスト
    広告費という観点では費用はかかりません。

    これは、SEOにおけるサイトの表示順位はお金をかけて獲得するものではなく、
    いかに良質なリンクを獲得できているかで決まるものだからです。

    よって、マーケティングにあまり予算を立てられないという場合でも、SEO対策は効果を発揮します。

  • 時間的なコスト

    SEOにおける表示順位は、どれだけ上位のページからのリンクを集めているかで決定されます。

    それは、サイトコンテンツの質が高いこととを意味しています。
    質の低いコンテンツには、リンクは貼りたくありませんよね。

    質の高いコンテンツを作成するためには、多くの時間がかかる可能性があります。
    テーマによっては、時間的なコストがかかる可能性があります。

プロダクト・サービス

SEOは検索エンジンにおける施策です。
プロダクト・サービスの観点から言えば、消費者が購入を検討する際に、ネットで検索をして調べるようなものに向いているでしょう。

言い換えれば、ここまでインターネットが普及している現代において、
検索せずに情報を収集できない物のほうが少なくなっています。

そのため、SEOはどのようなプロダクト・サービスにおいても効果が望めます。

顧客

ターゲットとなる顧客層が、どの検索エンジンを利用しているかを視野に入れましょう。

ネット検索をしない層が少なくなってきている今、
どのようなビジネスでもSEO対策をする価値はあります。
が、年齢層によって利用している検索エンジンが異なりますので、注意が必要です。

目標

ウェブページへの信頼を検索結果に反映するSEOは、お金をかければすぐに結果が出るものではありません。
信頼を得るためには時間がかかります。

また、ニーズやサイトのコンテンツやデザインなどを改善し続けなければならないため、
時間的コストもある程度割く必要があります。

しかし、上位に上がることができればクリック率・コンバージョン率は確実に上がるので
効果は十分にあります。

これらの点を踏まえると、SEOは長期的にクリック率・コンバージョン率を伸ばしていくという目標に合った手法と言えます。

SEO導入のメリット

  • 検索結果の表示順位を上げることで、信頼を得られる
  • 自社サイトへのアクセスを獲得しても、金銭的な負担が発生しない
  • 自然に獲得したアクセスのほうが、課金で得たアクセスよりも実際の販売に繋がりやすくなる

SEO導入のデメリット

  • リンクで表示順位が決まるため、検索結果の順位をコントロールできない
  • すぐに結果が見えづらい(リンクを多く獲得するには時間がかかる)
  • リンクを獲得するためにコンテンツの充実が必要。労働力が要求される

 

PPCとは

PPC(Pay Per Click Advertising)は、課金によって自社のウェブサイトに集客する手法です。

検索エンジンを利用した際、「スポンサーリンク」という表示を見たことはありませんか?

PPCでは、検索エンジンに広告を表示して、自社ウェブサイトへのクリックを誘導します。
掲載した広告がクリックされるごとに、検索エンジンの運営会社へ対価が発生します。

PPCでは、検索エンジンで特定のキーワードが検索されたときにリンクを表示します。

上位の広告は検索結果の上部に表示され、
検索した人がクリックするたびに対価が発生します。

広告が表示される順位はオークションに似た仕組みで決まります。
人気のあるキーワード・フレーズを設定する場合、競合先がが多いために検索結果の上位に表示されにくくなりますし、課金額も上昇します。

SEOもPPCも、検索エンジン上で行われるマーケティング手法ですが、
SEOは広告費をかけずに行えるのに対し、PPCは広告費がかかる手法です。

PPCを行うとよいビジネス規模

PPCは、比較的大規模なビジネスに向いている手法です。

広告を上位に表示するためには、ある程度以上の入札単価の設定が必要です。

小額で広告を運用しても消費した金額に見合った効果を得られないことが多くなります。
ある程度資金を投下できる、大きめのビジネスで利用するとよい方法です。

コスト

  • 金額的なコスト
    多額の予算が必要となります。
    入札単価は自由に設定できますが、効果が期待できる広告を出そうと思うなら、
    それなりの価格で入札する必要があります。
  • 時間的なコスト

    上位に広告が表示されても、クリックしてもらわなければ意味がありません。

    思わずクリックしたくなるような広告文や、バナーを用意する必要があります。

    その分の時間はかかりますが、サイトの内容を根本的に変更する必要はありませんので、SEOに比べれば時間的なコストは低いと言えるでしょう。

プロダクト・サービス

最近は、商品やサービスをインターネットで調べた上で購入を検討するユーザーが増えています。
そのため、基本的にはどのような商品でも効果が期待できます。

特に、PPCは短期間での効果検証が可能です。
キーワードをいくつか設定し、ターゲットとなる顧客層がどのようなキーワードで商品を検索しているのかを調査したい場合にも有効です。

顧客

PPCは、検索エンジンで検索されることを前提としたマーケティング手法ですので、
SEOと同様に、ターゲットとなる顧客層が、どの検索エンジンを利用しているかを視野に入れましょう。

ターゲットとなる顧客層が利用している検索エンジンを調査した上で、予算を投入するのがよいでしょう。

目標

PPCの特徴として、「広告の順位が入札単価とコンテンツで決まる」点があるため、
SEOと比べて短期間で結果が出始めます。

ある程度の予算をかけられる・かけても構わないので、
すぐにクリック率やコンバージョン率が上がる対応策を取りたいと目標を持つ企業に向いているマーケティング法であるといえます。

PPC導入のメリット

  • すぐに開始でき、終了できる
  • 結果がすぐにわかる
  • 方針の変更が容易
  • 都合に合わせた予算設定が可能
  • 最上位の表示を含め、検索エンジン上での表示を制御できる

PPC導入のデメリット

  • 顧客にならない人が広告をクリックする可能性がある
    このデメリットについては、「除外キーワード」を設定することで回避が可能です。
    「ペン」を販売している場合、「ペンライト」「ペンダント」を除外し、後者のキーワードで検索された場合には広告を表示しないようにするなど)
  • クリック数を獲得するほどお金がかかる。
  • 目的と関係のないところにお金をかけてしまいがちになる。

 

SMMとは

SMM(Social Media Marketing)とは、ソーシャルメディアを利用したマーケティング手法のことです。

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook

といった各種ソーシャルメディアから、トラフィックや注目を集めます。

SMMには、

  • 自社アカウントを運用して情報を発信する広告費のかからない方法
  • 広告費をかけてソーシャルメディア上に広告を載せる方法

の2種類があります。

広告費のかからない方法については、SEOと同様に、発信する内容(キャンペーンやコンテンツ)の質を高められるかが重要です。

今回は、費用のかかる広告をソーシャルメディア上に掲載してトラフィックを集める手法についてご紹介します。

SMMを行うとよいビジネス規模

端的に言って、SMMはインプレッション数を上昇させるのに適しています

大企業における成果向上はもちろん、まだ認知度が低い分野の企業や商品での効果が見込めます。

コスト

  • 金額的なコスト
    SMMを実施する場合、広告の配信も含めて小額から始めることができますので、予算を低く抑えることができます。
  • 時間的なコスト
    PPCと同じく、クリックしたくなる広告を作成するための時間がかかります。

プロダクト・サービス

SMMの特徴に、広告を見てほしいターゲットはそもそも「何気なく広告を見ていることが多い」というものがあります。

 

ソーシャルメディアは検索エンジンを利用するSEOやPPCとは異なり、
何か明確な目的があって見るというよりは、「なんとなく見ている」ことが多いです。

逆に言えば、検索されなくてもターゲットとなる顧客に広告を見せることができるというわけです。
検索されにくい、新規性がある・認知度が低いプロダクト・サービスのアピールに適した手法と言えます。

顧客

顧客となるターゲット層が、

  • そもそもソーシャルメディアを利用しているか
  • 利用しているのであれば、どんな用途での利用か

を考慮する必要があります。

同じソーシャルメディアを使っていても、
10-20代の学生と40代のビジネスマンでは利用目的が違うということもあるでしょう。

これらの点を考慮し、自社にSMMが適しているかどうかを検討してください。

目標

SEOやPPCと異なり、広告を目にしたときの顧客の心境がSMMを利用する上でのポイントです。

ソーシャルメディアで表示された広告を見る際、
ユーザーが広告の情報を欲しているわけではありませんので、
SEOやPPCと比べるとどうしてもクリック率が低くなります。

一方で、検索の有無に関係なく、
ソーシャルメディアのユーザーに向けて広告を表示させることができるため、
インプレッション数はSEOやPPCよりもぐっと多くなります。

つまり、インプレッション数を上げる・認知度を上げる、という目標に適した手法がSMMといえます。

 

SMM導入のメリット

  • ソーシャルメディアを利用するユーザーは10億人超いる。
  • コスト効率がいい。
  • 「返信」や「いいね」、「Like」といったユーザーからアクションできる機能があるため、一方通行のマーケティングではなく、顧客と相互コミュニケーションが図れる。

SMM導入のデメリット

  • PPCやSEOと比べてトラフィックが取りづらい。
  • ソーシャルメディアを利用するユーザーが否定的な反応をした場合、企業や商品イメージが低下する可能性がある。
  • 社会的プレゼンス(影響力)を構築するためには時間がかかる。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

SEO、PPC、SMM、3種類のマーケティング手法をご紹介しましたが、
企業や商品、目的によって最適な方法は異なります。

時には、複数の手法を実施する場合もあるでしょう。

いずれにせよ、どれだけの結果が出たのかを可視化し、改善策を立て、
また結果を可視化し……という作業を繰り返し、
企業ごとのデジタルマーケティング手法を確立していく必要があります。

また、収集したデータの分析には専門的知識が必要になります。

デジタルマーケティングを行うにあたっては、
専用のツールや外注の利用を視野に入れることも検討することをおすすめします。

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